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2020.03.02 Monday
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北海道美瑛の写真家・中西敏貴のブログサイトです。
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先日、新世界をお見せしたいと書いた。
どんな世界へ向かうのか、まだ自分にはわからない。
少しでも道を照らすため、とにかく今は撮る。
撮って、撮って、そしてまた撮って。
その昔、とある写真評論家の方に、作品にはコンセプトが大切だと言われた。
風景写真には世間を驚かす要素がない。問題意識もない。コンセプトもない。
だから、つまらないんだよ、と。「僕でも撮れますよね、そこにいけば」
という言葉がずっと頭に残っている。
アートにはコンセプトが必要なのだという。社会に対する問題提起なのだと。
それがアートであり、これからの写真はそこへ向かうと。
すっかり風景写真を否定された気分になったのを覚えている。
時が経ち、写真界でお仕事をさせていただくことが増えた。
自分が風景写真というジャンルに置かれていることは自覚している。
ただ、自身にそのジャンルの概念はあまりない。
もちろん、風景写真の素晴らしさを知っての上でだが、アートの垣根を越えられないかと
ずっと考えている。
美しいとか絶景という言葉では言い尽くせない、風景の深淵を見せたい。
それは、古来から日本人が表現し続けてきた心なんじゃないだろうか。
東山魁夷や横山大観、尾形光琳が現代に生きてカメラを持っていたら、きっと風景写真家と言われただろう。
では彼らはアートではないのか。
さて、また撮りに出かけよう。
量より質ではない。
量はいつか質になる。
まだ質が見えない。精進が足りない。
ここ1週間で色々なことが動き出した。
今年後半から来年に向けて、色々なことをお伝えできると思います。
お楽しみに。
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