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北海道美瑛の写真家・中西敏貴のブログサイトです。
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今年は撮影以外の色々なお仕事をいただけるようになった。
その中でも、東川写真甲子園の審査員として声をかけていただいたのには、感慨無量のものがある。
東川には色々な思い出がある。
プロとして独立する前、東川に移り住んでいた飯塚達央さんに相談しながら写真家として生きていく道を探っていた。
この美瑛で風景写真を撮っていくことの難しさ、アートジャンルの写真の事、そんなことを聞かされていた。
写真の世界は広い。様々なジャンル、スタイル、表現方法があり、風景写真はその中のほんの小さな塊なのだよ、と。
若い頃から風景写真を撮って来た自分にとって、その教えはどれほど大切なことだったかと思う。
外の世界を見なければ、自分のいる世界なんてわからない。その辺りからだろうか、風景の見え方が変わったような気がする。
風景写真というジャンルを築き上げて来た先人へのリスペクトは変わらないものの、アートのジャンルを意識して
風景と向き合えるようになった。
その後、東川フォトフェスティバルのストリートギャラリーに出展したり、設営のお手伝いなどをしたりと
東川との繋がりは強くなっていった。独立してすぐ、東川文化ギャラリーで個展を開かせていただいたこともあった。
毎年夏に行われる写真甲子園。彼らが美瑛の丘で撮影している姿を見ながら、心から応援していたのも記憶に新しい。
そんな写真甲子園の審査員に加えていただいたことの喜びはなんと表現したらいいのだろう。
まして、写真甲子園の応募作品に風景などほとんど見られないというのに、風景写真家が名を連ねさせていただけるなんて。
でも、写真の良さはジャンルじゃない。いい写真、強い写真、心に突き刺さる写真はジャンルを超える。
だから、お受けすることにした。いや、こんな光栄なお仕事をさせていただけることに、感謝なのだ。
すでに今年の写真甲子園の詳細は発表されているのでぜひご覧ください。
来週からはブロック審査として、各地方を他の審査員の方々と回ります。
ご一緒させていただけるのは、長倉洋海さんや鶴巻育子さん。
イニエスタと一緒にサッカーをするくらいのとてつもない旅になりそうです。
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