EOS5Dで撮影。
真っ赤に色づいた紅葉が和の建築物と良く合います。
おっさんくさい、と思われるかもしれませんが・・・、寺院に行くと
昔の日本人のデザイン力に感心してしまいます。
木造の建物と瓦、そして適材適所に配置された木々。季節ごとに花を咲かせたり
紅葉したり。春夏秋冬、建物とどのように調和するかを考えて作られている。
寺院での紅葉の写真が収まりが良いのも、あたりまえなのだと思います。
もちろんカメラなんてモノは無かったのですが、きっと昔の人は、美しい調和を
常に意識して建築に取り組んでいたのでしょう。
木々の植え方にしてもそう。紅葉した時の配色まで気を使っていたとさえ思える。
人が美しいと感じる感性には個人差があると思いますが、こんな場所で美しいと
感じない日本人はいないはず。あ、これがおっさん現象か・・・。
日本の今の建築事情って、こうは行かないですね。狭い30坪ほどの土地に建ぺい率
ギリギリで建てる訳だから、そんな事まで考えてられません。
建築家さんも大変だろうな、と思います。ま、それが楽しい部分もあるでしょうが・・。
その点、ログ屋さんにはこの方面を追求してもらいたいなぁと個人的には思います。
確かに住宅地進出は経営的には大切だと思うのですが、広い土地で本当の木を使った
建物を比較的自由にプランできるのは、ログ業界ならではだと思います。
あとは、外溝。家造りは、家そのものだけでは完結しないはず。木や花やアプローチ。
すべてが調和して、家本体も生きてくると思います。だから、建物の設計をするときは
外回りとの調和も考えてもらえたらなぁ、としみじみ思います。
ガーデニングを建築後にボチボチやるのもいいとは思うのですが、建築デザイナーと
してはそこまできっとイメージしてるはず。その建物がどうすれば映えるか。
そこまでアドバイスできるメーカーがあれば、強いと思うのですが。
そこまでやると、任せ過ぎかな??