Canon EOS5D EF70-200mmf4
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開催は16日までですが、14日でボクの在廊予定が終了しました。
初日の160名から毎日記録を更新し続け、なんと14日は220名。
朝から晩までひっきりなしに来場者があって、これまた喋りまくりなのでした。
そしてなんといっても、一番のサプライズは中学時代の恩師と20年ぶりの
再会を果たせた事。ボクのブログを見ていてくれ、駆けつけてくれたのです。
正直、驚きました。なぜなら、彼女はカナダにいるはずだったからです。
ボクが中学を卒業してすぐに、カナダへ移住され、それ以来ほとんど音信不通
だった先生と、奇跡的に連絡を取り合ったのが2年ほど前だったでしょうか。
話せば長くなるので、かいつまんで説明しますと・・・。
彼女の子供さんが、たまたまインターネットでボクのウェブを見て、それを
彼女に紹介。名前を見ると、自分の生徒と同じ名前だった。生まれた年も
同じ世代。好きな音楽を見て、ボクだと確信。カナダからメールが届いた。
そんな訳で、奇跡の再会をネット上で果たしていた訳ですが、それはカナダ。
そう簡単に会えるはずもなく、そして今後もきっと会えないだろうと思っていた
その先生が、突然現れた訳ですから、正直「目が飛び出そうになった」のです。
当時、新任の英語教師として着任された先生は、思春期真っ盛りの男子生徒達
のマドンナだったと思います。当時からマセガキだったボクは、誰も聞かない
洋楽を聞いていて、英語の先生だった彼女とよくスティングがかっこいいだのと
話をしていたものです。その影響で、外国語大学に通い、そこで写真と出会い、
今の写真人生がある訳ですから、今日のボクがあるのは彼女のおかげと言っても
言い過ぎではないと思います。
彼女の顔を見た瞬間に、一瞬であの頃へタイムスリップしました。
廊下でトップガンのサウンドトラックのCDを先生に渡したあの瞬間へ戻って
しまいました。英語の歌詞から、教科書では教えてくれないリアルな英語を
教えてもらい、ワクワクしながら毎晩洋楽をむさぼるように聞いていたあの頃。
先生から勧められたアガサ・クリスティの小説を夜な夜なベットで読んでいた
あの時、ヘッドフォンから流れていたジョン・クーガー・メレンキャンプの
メロディが頭の中を流れました。
そうだ、あの頃コンサートに行った、Mr.ミスターというバンドは解散したんだろうか。
写真を続けていたからこそ、実現した再会。物事、根気よく続けてみるもんだなと
心の底から思った一日となりました。
これを読んでくれている、先生へ。
先生はあの頃のままでした。飾らず、気取らず、そして愛のあるままでした。
出来の悪い生徒ほど、覚えてもらっていたのでしょうね。うれしかったです。