GR DIGITAL II
東川の
飯塚さんが美唄で開催している写真展。
大阪展で少しだけですがお手伝いをしたにも関わらず、東京展には足を運べず残念な
思いをしていたし韓国は遥か遠かったので、今回はなんとしてもという思いがあった。
そして、上手くスケジュールの都合が付いたので、家族総出で美唄へ車を走らせる。
現地で飯塚ファミリーと合流し、僕たちは木陰で写真談義。子供達はアルテピアッツァ
の公園で服がびしょぬれになるまで水遊び。とても雰囲気のある場所で飯塚さんが
この場所を選んだ理由の一端が見えました。
GR DIGITAL II
さて、本人を前にしては照れくさくて話せなかったのでここで写真展の感想を。
木造校舎の2階の元教室であろうギャラリーには、美しいトーンの白黒写真が並ぶ。
ここでこんな写真を見せられたら、思わず写真に写っている時間へ入り込んでしまう。
美しい北海道の風景写真ではなく、北海道の人々の気配のする写真。
大阪展の時は、なぜ風景を白黒で表現したのかと聞いてみた。疑問ということでは
なく、飯塚さんの思い、狙いを知りたかったから。しかし、今回の写真は完全に一本の
筋が通っていました。北海道に暮らす飯塚さんのど真ん中というか、中心を貫く道とい
うかそんなものを感じました。
きっと、コンセプトとか堅苦しいことは無いのだろうけど、単純に今飯塚さんが
見ようとしているものが、ドーンと伝わってきました。
だから、見ていて一つ一つの写真の世界へ入っていってしまうのです。
いい写真展でした。家族同伴だったので、ゆっくりじっくり見れなかったのが残念です。
集客やその他諸々の事を考えると難しい場所かもしれませんが、日曜の昼下がりに
公園に遊びにきた家族がふらっと立ち寄って、北海道の人々の営みの風景をほのぼのと
見ていく。そんな空気の流れが素敵でした。