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北海道美瑛の写真家・中西敏貴のブログサイトです。
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2018年の撮り納めとなる大晦日の日の出。
今年は激動の1年。夏前からEOS Rの撮影に費やし、東奔西走あちらこちらに出かけました。
北は稚内から南は八重山諸島まで。美瑛を離れることが多くなり、この土地と向き合う時間が減ったことで
ここの魅力を再認識できるようにもなりました。
他所を知らなければ、地元の良さはわからない。ここの凄さを確認するために他のエリアを探索しているような感覚、
といえば理解していただけるでしょうか。
2019年は、また色々なことが起こりそうです。
4月には札幌での個展開催が決まっており、その後も東京方面で展開もありそう。
それに合わせて、新しい写真集の計画も進みつつあります。諸々詳細はまだお知らせできませんが
正式に決まりましたらご案内しますので、楽しみにお待ちください。
ORDINARYからDesignへと繋がった大きなムーブメントは2019年に新しい展開をみせます。
作家としては皆さんの期待に応えたいという思いと、その先を見せたいという思いのバランスを
どのようにとっていくのか。今は、その作業を繰り返しているところです。
今年も応援ありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
with Canon EOS R + RF28-70mm F2L USM
↓2019カレンダーや写真集「ORDINARY」はこちらからご購入いただけます。
約1週間の出張を終え、ホームに戻ってきた。
随分と雪が積もり、すっかり景色が変わっている。
雪は音を消し、感覚が研ぎ澄まされていくようだ。
1週間フィールドを離れていると、元の感覚に戻るのに1週間かかる。
年末年始のゆるりとした時間で取り戻そう。
with Canon EOS R
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寒ければ寒いほど、美しさを増すのが北海道だ。
暮らすには厳しい。しかし、それを超える美しさがある。
だから、ここに暮らし続けたい。
with Canon EOS R
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今朝の美瑛は曇り。温度もそれほどではなかった。
ところが、場所を変えると氷点下17度。霧氷も見事だ。
これは、としばらくしていると、ダイヤモンドダストが激しく舞いだした。
やはり、寒い朝はいい。
with Canon EOS R
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写真は嘘つきだ。
そこには必ず作者の意図が介入する。
だから、真実を写すという言葉に囚われたくないといつも思っている。
あくまで「光で描く」のが写真だ。
たとえモチーフが風景であっても、写真家がどのように世の中を見ているのかで結果が異なる。
明と暗を意識して撮影しているのも、そのような理由からだ。
見えないからこそ興味をそそり、知りたくなる。
そんな奥深い写真が撮りたい。
with Canon EOS R
機材の変化は気分を高揚させてくれるだけではなかった。
光学ファインダーでは気付くことができなかった色が、EVFになったことで見えるようになった。
この変化は大きい。実はこれまで彩雲はある程度経験で露出を合わせていた。
ところが、EOS Rになってから、これが見える。ということはどのような変化をもたらすかというと
露出以外に集中力を向けることができるということだ。
そしてEVFはこのような状況でも眩しさを感じないので、冷静にフレーミングできる。
軽さやコンパクトさが注目されているミラーレスカメラだが、その本質は違うところにあるのだと思う。
with Canon EOS R
風景はただ淡々とそこにあるだけで、決して語りかけてはこない。
しかし、美しく主張する瞬間は確かにある。
もちろん、誰かに撮られるためではなく、自然の摂理が
そう見せてくれるのだが、それを美しいと思うかどうかは自分の心次第だ。
だから、ボクはそこに強い思いを乗せたくはない。
自分の思いと誰かの思いがリンクすることを理想にはしているが、自らの思いをまだ見ぬ誰かに押し付けたくはない。
実は、いつもそんな思いで撮影している。
モチーフは自然だが、風景だからという思いすら、もはやない。それがどこで、なんなのかさえ、関係ない。
しかし、ここ北海道はそんな思いを表現するには最高の土地だ。
with Canon EOS R
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